wedding of karuizawa

ハウスオブ軽井沢 結婚式

休暇で訪れた軽井沢のペンションのお庭でのガーデンパーティーを偶然目にし、「緑に囲まれた空間で、大切なゲストと近い距離で、本来の結婚式の形にとらわれずに過ごしたい」と感じたというお2人。関東にお住まいでしたが、ecruの想いに共感し、ご相談くださいました。

新郎新婦様とお話をしていると、好きなものやお休みの日の過ごし方が、正反対だということがわかりました。例えば、新郎様は登山が好きで、新婦様は海を眺めてぼーっとするのが好きだったり…そんなお2人がメキシコへ旅行したときに、力強い雰囲気や人の好さ、町の色合いががとても印象的だったと話していました。

会場の雰囲気はグリーン・ホワイトを基調に、というご希望がありましたが、エントランス付近は雰囲気を正反対にし、メキシカンな、色合いの濃いフラッグを飾りました。

新郎様は金属を取り扱う仕事もなさっていて、銅板でできた結婚式の誓約書に、受付でゲストお一人一人が1文字ずつ刻印するとことから、ウェディングがスタート。人前結婚式では、学生時代からお2人をよく知るご友人達がブライズメイド・グルーメンとしてエスコート役を。緊張しているお2人の近くで、温かく見守ってくださいました。

パーティー中のBGMは、入場からすべて生演奏。新婦様が学生時代に出逢い、ファンになったアーティストによる演奏で、新郎新婦が入場した瞬間からまるで外国映画のような雰囲気にがらりと変わります。

お2人がどうしても叶えたかったことの一つに、「ファーストダンス・ラストダンス」がありました。ダンスの経験があまりないであろう、ゲストの皆様。きっと人前で踊ることは恥ずかしいと思うけれど、にぎやかに楽しく、みんなで輪になってダンスをしたい… 当日まで新郎新婦様は、この時間を設けるかどうか、迷われていました。その不安は全く予想外れ。始めは恥ずかしがっていたゲストの皆様も、1人・また1人と立ち上がり、ダンスの輪に加わります。新郎のお父様が、新婦の手を取り、「これからもよろしくお願いします」のダンスを。そしてクライマックスは、新婦と新婦お父様の「ラストダンス」。互いに体を寄せ合い、少し目を背けて涙ぐむシーンを見て、お2人が、このダンスタイムを通じて伝えたかった色々な思いがわかり、それが叶った瞬間と感じました。

 

Date – 2018.7.21
Place – ハウスオブ軽井沢
Hair & make – Machiko
Photo – Sugano Yuya
Costume – innocently
Planner : 橋本 沙代美